京都府宇治市炭山地区での活動報告

 

 2012年8月14日、近畿地方を中心に記録的な大雨により、各地で甚大な水害被害が発生した。その中で、京都府宇治市炭山地区では何か所にも及ぶ土砂崩れ・床下浸水等が起きた。炭山地区は、他の地区とも離れた山奥に位置しており、災害後、土砂崩れの影響で道路が寸断され、孤立状態が続いていたが、16日に復旧し解消された。

そして、道路が開通された数日後にチームレスキューは出動した。現地には、まだ行政・社会福祉協議会も入っておらず、まずはボランティアセンター本部の立ち上げから行った。宇治市災害対策本部からの援助も受け、テントやマッチングするためのホワイトボードの設置等を行い、VCが完成し、すぐに現地のニーズに対応した。主なニーズ内容は、土砂崩れが起きた現場・川が氾濫していた現場での瓦礫撤去や、家屋に再び水が浸水してこないようにするための土嚢詰み、個人宅内の家具・陶器移動、70m程の非常に急な坂道での道づくり等、計30~35つのニーズを行った。道づくりに関しては、70m先で土砂崩れが起きた現場までの道が、今回の被害の影響で凸凹になっていた。その道を、重機が通れる程にして欲しいというニーズであり、宇治市建設部の方達と連携して、計15人、1日で様々な道具や200個以上の土嚢を用いて完了させた。

チームレスキューの炭山地区への派遣は、総勢150人(一般ボランティアや建設部の方達との共同作業を合わせれば250人強)で、VCが立ちあがる前から出動し、区民・区長さん等からの強い要望により、一般ボランティアの募集も終了しVCが閉まってからの3~4日間までの、9月4日まで丸2週間、緊急災害支援活動を行った。

こうして、チームレスキューは、作業を行ったこの2週間で、区民・区長さんや宇治市社協等から、強い信頼関係を結ぶことができ、地元の新聞である炭山地区新聞の記事には「何でもできるチームレスキュー」とも紹介され、全てのニーズを完了した。

しかし、この災害の影響により、この地区は地盤が緩くなってしまっており、もし再び大きな自然災害が発生すれば、再び土砂崩れ・床下浸水等が起きる可能性が大いにあるので、チームレスキューは区長さんからのヘルプがあれば、いつでも出動できるような体制を整えている。